エントブラシ



エントブラシ(煙突ブラシ)
【出処】北海道の実家
【年代】昭和の終わり頃
【現状】保存(掃除する煙突がない)
【値段】130円

エントブラシ。
いや、ほんと。符丁にもそう書いてあるでしょ。エントブラシ。
エント掃除をする時に使うもの。

北海道の自宅には集合煙突というものがありました。見えはしませんが家を貫くように一本煙突があって、各部屋にはそこに通じる穴が壁の上のほうについています。部屋に設置したストーブの煙突をその穴につなげると、煙が集合煙突を通って屋外へ出される、という仕組みです。夏場にストーブをはずしたりしたとき、あいた穴はふたでふさぎます。穴にはめ込むリング上の金具は、メガネと呼ばれていました。

壁越しに小さな給排気筒を出して燃焼するFF式ストーブが多くなった今では、集合煙突はどれだけ残っているんでしょうか。

さて、煙突を使用して石油や石炭、薪なんかを燃料として暖をとるとき、当然すすが出るわけで。そのうち煙突がすすで詰まって排気が悪くなります。そんなときは煙突をはずし、掃除するわけです。

その煙突を掃除するブラシがこれ。エントブラシ。煙突はだいたい、エントと呼んでいました。コーナーで曲がった煙突は曲がりエント。

細い木の棒の先にこのブラシを取り付けて、煙突の中を通してすすを落とします。小さい頃にはよく父がエント掃除をしていました。

今でもホームセンターで同じ形状の金属製のブラシを見るので、使わなくなったわけではないでしょうが、タワシのような素材のエントブラシもまだあるんでしょうか。

煙突には、あるいは煙突をつけたストーブにはほんとにいろいろな思い出があります。それこそすすが詰まって燃焼が悪くなり、部屋が煙で真っ白になったりとか、ハンカチなどを煙突に当ててアイロン代わりにしたりとか。排気にも熱はあるわけですから、部屋の中に煙突が通っているのは効率のいいことなんですよね。

小さい頃の風呂は石炭で、浴室にも煙突が通っていました。ガードはあるものの、プラスチックの湯かき棒が触れて端が溶けてしまった、なんてこともありました。

煙突ってほんと、いいですね。

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